3mensio Structural Heart
構造的心疾患のカテーテル治療を支援する術前プランニングソフト
3mensio Structural Heartは、構造的心疾患のカテーテル治療を支援するために開発されたソフトウェアです。TAVIのためのAortic Valve、TMVRのためのMitral、LAACのためのLAA、TPVIのためのPulmonary、TVRのためのTricuspidなど、様々なオプションがラインナップされております。
直感的なグラフィックインターフェイスにより迅速かつ簡便にデバイスサイズの選定やアクセスルートの検討が可能で、レポートへの転記も簡便に行っていただけます。
術前のプランニング時間を大幅に短縮し、ワークフローの効率化が図れます。
Aortic Valveオプションの特長
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)のための術前プランニングが可能です。
大動脈解析
自動描出機能
わずか数秒で上行大動脈を分離、抽出し内腔中心線を求め、1クリックでアニュラスポイントを提示します。必要ならば、手動で内腔中心線とアニュラスポイントを修正し解析に移行します。
解剖学的評価
大動脈弁の評価に適した測定ツールを多数装備しており、簡便に解析や計測が可能です。
- ※カルシウムスコアリングによる石灰化の定量解析;閾値の設定や各弁に分けての解析が可能
- ※LVOT、Annulus、Sinuses、上行大動脈などの内径測定
- ※アニュラスから冠動脈入口部までの距離などを測定
Hockey Puck View
大動脈弁及びその周辺を切り出して描出し、様々な角度から観察することにより、形態的な様相の把握が容易にできます。
- ※Rosenhekグレーディングによる石灰化の4段階評価
- ※4Dシネによる大動脈弁の状態の視覚的評価
Simulated Angio View
X 線がアニュラス面に平行して照射されるアンギオ装置のCアームの角度を算出できます。
X 線が平行照射される状態を保持したまま大動脈の周囲を回転しながら観察することができ、弁の見える順序の変更や左右の冠動脈の入口部が見える角度などを探すことができます。
- ※Virtual Valveにより、各種サイズの人工弁を仮想的に置換可能
アクセスルートの評価
Femoral Approach
目的血管を自動描出しセンターラインを定義し、ストレッチビューにて詳細な血管径、石灰化の様相、屈曲の度合いを表示します。使用できるカテーテルのサイズやアンギオ装置の最適なCアーム角度も求められます。同様に鎖骨下動脈からのアクセス評価もおこなえます。
Apex Approach
左室の長軸像にて大動脈弁の中心と心尖部のエントリーポイントを直線で結ぶことにより最適なカテーテルの穿刺角度を決めることができます。同時に左室流出路との角度も算出されます。
Mitralオプションの特長
経カテーテル僧帽弁置換術(TMVR)のための術前プランニングが可能です。
僧帽弁解析
アニュラス定義
心尖部と僧帽弁中心を軸に画像が回転し、16個の視点から立体的な僧帽弁のアニュラス面を簡便に定義できます。
解剖学的評価
僧帽弁の評価に適した測定ツールを多数装備。
大動脈弁を定義することで、左室流出路を阻害することのない最適なデバイスサイズを選定できます。
Virtual valve
任意の仮想弁を配置、可視化することが可能です。
弁のサイズや、留置位置を確認することができ、デバイスを留置するためのシミュレーションが可能です。
アクセスルートの評価
Septal Crossing
最適な心房中隔穿刺部位の特定およびアクセスルートの評価が可能です。上大静脈と下大静脈を定義し、アクセス時のカテーテルの屈曲の角度も算出できます。
TEE Planning、ICE Planning
CT画像から仮想的に経食道/心腔内エコー画像を作成することができます。
プローブルートを定義し、プローブのポジションや角度を調整して術中ガイダンスに最適な画像を探し出すことができます。
LAAオプションの特長
経カテーテル左心耳閉鎖術(LAAC)のための術前プランニングが可能です。
左心耳解析
自動抽出機能
ソフトウェアが自動で、左房、左室、左心耳を認識しボリュームレンダリングを作成します。
解剖学的評価
左心耳の評価に適した測定ツールを多数装備。
任意の位置の周囲径を計測する他、センターラインを定義することで左心耳の奥行を計測することも可能です。
アクセスルートの評価
Septal Crossing
最適な心房中隔穿刺部位の特定およびアクセスルートの評価が可能です。上大静脈と下大静脈を定義し、アクセス時のカテーテルの屈曲の角度も算出できます。
TEE Planning、ICE Planning
CT画像から仮想的に経食道/心腔内エコー画像を作成することができます。
プローブルートを定義し、プローブのポジションや角度を調整して術中ガイダンスに最適な画像を探し出すことができます。
Pulmonaryオプションの特長
経カテーテル肺動脈弁留置術(TPVI)、ステント留置術のための術前プランニングが可能です。
肺動脈解析
自動抽出機能
ソフトウェアが自動で肺動脈幹と左右の肺動脈を認識しボリュームレンダリングを作成します。
解剖学的評価
肺動脈弁の評価に適した測定ツールを多数装備。任意の位置の周囲径や面積を計測する他、ポリゴングラフツールを使用してスライス毎に自動で直径を測定、グラフ化、また冠動脈と肺動脈の位置関係を評価することも可能です。
Virtual valve/stent
任意の仮想弁/ステントを配置、可視化することが可能です。
弁のサイズや、留置位置を確認することができ、デバイスを留置するためのシミュレーションが可能です。
Tricuspidオプションの特長
三尖弁形成術(TVP)/置換術(TVR)のための術前プランニングが可能です。
三尖弁解析
アニュラス定義
心尖部と三尖弁中心を軸に画像が回転し、16個の視点から立体的な三尖弁のアニュラス面を簡便に定義できます。
解剖学的評価
三尖弁の評価に適した測定ツールを多数装備。デバイス留置時の他組織との相関性の評価や静脈の最適なアプローチの検討の他、乳頭筋の強調などの解剖学的評価をおこなえます。
Virtual valve/device
任意の仮想弁/デバイスを配置、可視化することが可能です。
弁のサイズや、留置位置を確認することができ、デバイスを留置するためのシミュレーションが可能です。
Hockey Puck View
交連部を任意に設定し、各弁尖を色分けした上で、弁尖毎の面積計測などが可能です。
Virtual Planning
TEE Planning、ICE Planning
CT画像から仮想的に経食道/心腔内エコー画像を作成することができます。
プローブルートを定義し、プローブのポジションや角度を調整して術中ガイダンスに最適な画像を探し出すことができます。
レポート作成
患者属性情報は自動的に取り込まれ、必要とされる測定結果も自動的に記録され、解析結果の画像も簡単にレポートに添付でき、迅速かつ簡便に分かりやすいレポートの作成がおこなえます。
Kadaワークステーション専用ソフトウェア3mensio
販売名:3mensio ワークステーション
一般的名称:X線画像診断装置ワークステーション用プログラム
医療機器認証番号:227ADBZI00131000
選任製造販売業者:ヴォーパル・テクノロジーズ株式会社
動作環境
OS
|
Microsoft Windows 10もしくは11 64ビット
※Windows 10 LTSC 1503を除く [MacにてParallels Desktopを使用する場合] Windows 11 Arm 64 [共有アーカイブ機能を使用する場合] Microsoft Windows Server 2016 64ビット Microsoft Windows Server 2019 64ビット Microsoft Windows Server 2022 64ビット |
---|---|
CPU
|
[4Dデータ(Mitral Valve、Tricuspid Valve、3D USオプション)を使用する場合]
Intel i7もしくはAMD Ryzen 7以上 [3Dデータ(Aortic Valve、LAAオプション)のみを使用する場合] Intel i5もしくはAMD Ryzen 5以上 |
メインメモリ
|
[4Dデータ(Mitral Valve、Tricuspid Valve、3D USオプション)を使用する場合]
32GB [3Dデータ(Aortic Valve、LAAオプション)のみを使用する場合] 16GB |
ストレージ
|
[4Dデータ(Mitral Valve、Tricuspid Valve、3D USオプション)を使用する場合]
1TB [3Dデータ(Aortic Valve、LAAオプション)のみを使用する場合] 512GB |
GPU
|
dGPU DX11(最小2GB VRAM)
もしくはIntel UHD 750(最小Intel UHD 620 GPU)以上 |
ディスプレイ
|
1920×1080ピクセル以上の解像度が必要
|
最新の導入事例
各製品のカタログをダウンロードいただけます。
導入事例をご紹介します。